下亟のふぐ養殖場 若狭ふぐ
若狭ふぐの宿 下亟
ふぐ養殖場
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 下亟では自ら若狭ふぐを育てていますので、年中、新鮮なふぐ料理をお召し上がりいただくことができます。一般的には、ふぐは旬の冬場のみで、夏場はおいしくないなどと言われますが、養殖技法や調理方法の進歩により、夏場でも遜色なくお召し上がりいただくことができます。ふぐ鍋(てっちり)やふぐ雑炊等は冬場のもの、というイメージでしたが、ビールが冬場でも常識となったように、最近は夏場でも御要求が多いため、通年で対応させていただいております。
 ここでは、ふぐ養殖に関する流れやその苦労、下亟のとらふぐの美味しさのヒミツ等を御紹介致します。

下亟のとらふぐはまさに極上素材!

リアス式海岸という地形に恵まれ、荒く厳しい日本海でも冬を越せるとらふぐは、身がギュッと締り歯ごたえは抜群。
肉質が良くなるよう、えさの質にもこだわり、健康で丈夫なとらふぐ作りに徹しています。
透明で少しピンクがかった身の色が極上の証。大阪や神戸の業者さんの中には「下亟さんのふぐを使ったら、他のふぐは使えん。」と言う方もいらっしゃいます。また、料理人さんからは「若狭のふぐは包丁が切れ已(や)むのが早い。」(つまり、身の締りが最高ということ)という、お褒めの言葉もいただいています。
目の前の海から獲り上げるため鮮度は抜群。水温の低い時期には、焼きふぐの身が塩の刺激でピクピク動きます。 つまり、まだ生きている身を焼いて食べられるということ。「てっさ」は一晩以上ねかせてから挽きます。そうしないと身が縮んで綺麗なてっさの菊盛とはならず、また、そのほうが旨味が増すからです。

養殖の歴史

 若狭ふぐの宿下亟は平成元年からとらふぐ養殖を始めて、かれこれ20年になります。最近では福井県のブランド品「若狭ふぐ」として全国的に知られるようになりました。福井県はとらふぐ養殖では全国で5位にあり、日本海側では唯一、しかも最北端に位置します。

養殖の流れ


 4月末頃に、とらふぐの稚魚はやってきます。その大きさは5〜6cm。雨の日も風の日も、朝昼夕1日3回餌をやります。そうこうしているうちに6月ごろには体長約10cm程度に。とらふぐの歯は鋭く、ストレスにより噛み合いが始まるため、そのころに歯切りを行います。1尾ずつ丁寧に歯を切ります。養殖網を噛み破り、穴をあけて逃げてしまうこともあります。そのため、夏場は海に潜って水中からの網の点検が欠かせません。それ以降は、ふぐの成長や水温の低下などから判断して、餌やりを1日2回、1日1回と減らしていきます。冬場は、水温が低いため2日に1回程度の餌やりになります。

一年後の4月に2回目の歯切りを行います。おちびさんと違って大きいため手が痛くなります。(T_T) 大きくなった1歳魚は1日1回の餌やりで充分です。
ふぐ稚魚

歯切り


とらふぐ王国
宅配便
下亟特製のとらふぐや梅干し等をお届け致します。
下亟へ宿泊すると、御利用がお得に!
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焼きふぐ





ふぐ稚魚

歯切り

 来る日も来る日も餌やりに明け暮れ、10月ごろには大きいもので1Kgほどの立派なとらふぐになります。大阪や、神戸に向けて「若狭ふぐ」として出荷をするのもこの頃からです。
ふぐ養殖場

若狭ふぐ
とらふぐ
* ふぐは体表が細かな棘でおおわれており、刺激を与えると胃に付属する膨張嚢に水を吸い込み、体全体が膨らむのが特徴です。
若狭ふぐの宿 下亟“しもじょう”  〒917-0105 福井県小浜市阿納 TEL(0770)54-3313 FAX(0770)54-3737